- 2010-05-26 (水) 17:56
- 自動車保険の基礎知識
人身傷害補償保険
人身傷害補償保険とは、補償の対象となる人が自動車に搭乗しているときや、歩行中に事故で死傷したときに、保険金が支払われる自動車保険です。
補償の対象となるのは、被保険者本人やその家族が含まれます。補償内容が同じ様な保険として、搭乗者傷害補償保険がありますが、人身傷害補償保険は、搭乗者傷害保険よりも補償額や補償の範囲が幅広くなっています。例えば、搭乗者傷害補償保険の一般的な補償額は1人あたり、1,000万円程度なのに対して、人身傷害補償保険は3,000万円から5,000万円ぐらいまでの保険金額の設定が可能な自動車保険です。補償範囲についても、搭乗者傷害補償保険ではあくまで保険をかけている自動車に搭乗している人のみ補償対象ですが、人身傷害補償保険では、他人の自動車に搭乗しているときや歩行中でも、補償対象になります。
人身傷害補償保険は、事故の過失(過失割合)に関係なく、損害が補償されます。例えば、自動車事故が起きて、
「自動車保険加入者Xさん…事故の過失(過失割合)が20%」、「事故の相手側…事故の過失(過失割合)が80%」、
「Xさんの損害額が3,000万円」の場合、相手からの賠償金額は、Xさんの過失割合が差し引かれ、
3,000万円×(100%-20%)=2,400万円
になり、人身傷害補償保険に加入していない場合、不足分は自己負担になります。一方、人身傷害補償保険では、Xさんの過失割合に関係なく、満額の「3,000万円-相手からの補償額」が自動車保険会社から支払われます。つまり、人身傷害補償保険の一番の特徴は、治療費や休業損害・精神的損害などを、自身の過失の有無にかかわらず保険金額の範囲内で保険金が支払われる実損払いということです。
人身傷害補償保険の契約の種類には、大きくわけて下記の2つがあります。
全補償型
自動車に乗っているときだけでなく、歩行中に死傷したときでも保険金が支払われます。
自動車事故全般の補償を希望する人に適した補償内容です。
限定補償型
補償の対象になる事故を、自動車搭乗中に絞り込んだ補償内容です。リスクがないものや、リスクが少ないものを補償の対象からはずすことができます。
歩行中に偶然自動車事故に巻き込まれる可能性が少ないので、自動車に搭乗しているときだけに限定する場合などに適しています。
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